システム総合で313馬力・550Nmのプラグインハイブリッド
メルセデス・ベンツ日本は2024年4月25日、メルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズSUV「GLCクーペ」に、PHEV(プラグインハイブリッド)モデル「GLC350e 4MATIC Coupe Sports Edition Star(GLC350e 4MATICクーペ スポーツエディションスター。以下GLC350eクーペ)」を追加、発売しました。
【画像】EV走行距離は118km! メルセデスの新型PHEV「GLC350eクーペ」を見る(28枚)
GLCクーペは、メルセデス・ベンツのDセグメントSUV「GLC」をベースにしたクーペSUVです。
初代GLCクーペは2015年の上海モーターショーでコンセプトモデルが登場、翌年2016年3月に開催されたニューヨーク国際モーターショーにて世界初公開されました。
2023年3月には2代目が世界初公開され、同年12月に日本上陸を果たしました。
今回登場した新型GLC350eクーペは、この2代目新型GLCクーペのPHEVです。
パワートレインには最高出力204馬力、最大トルク320Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンに、容量31.2kWHのリチウムイオンバッテリーと、136馬力・440Nmの電気モーターを組み合わせたPHEVモデルで、システム総合で313馬力・550Nmとなります。
電気モーターのみで140km/hまで走行することができ、EV走行換算距離は118kmのため、日常では電気自動車(EV)のように使用することが可能です。
急速充電(CHAdeMO)に対応、さらに6.0kW(30A)の交流普通充電にも対応するので、外出先や自宅などさまざまな充電方法に対応しています。
エクステリアはメルセデスのデザイン基本思想である「センシュアル ピュリティ(官能的純粋)」というデザインを継承、ひと目でメルセデス・ベンツのSUVファミリーの一員であることがわかると同時に、他モデル同様「知性」と「感情」を感じさせるものとなっています。
フロントデザインは、標準仕様ではフロントグリル周囲を縁取るクロームトリムとアンダーガード調のワイドなクロームトリムによって、フロントマスクを上質かつスタイリッシュに引き締めています。また、スターパターングリルを採用することで立体的に配されたスリーポインテッドスターが先進的な表情を生み出し、精悍な顔を形成しています。
サイドデザインはラインやエッジを大幅に削減し、曲線を描く彫刻的な面により陰影を生み出しています。また先代モデルと比較しホイールベースを15mm伸長することでさらに伸びやかでスポーティかつスタイリッシュなシルエットとなりました。
Cd値は先代モデルの0.30からさらに少ない0.27とすることで高水準のエアロダイナミクスを実現しており、省燃費性能も追求されています。
インテリアのダッシュボードは上下2つの部分に分かれています。また、ダッシュボードと縦型の11.9インチのメディアディスプレイを6度、ドライバー側に傾けた新しいデザインを採用し、ドライバーの視認性を向上させています。
運転席に備わる12.3インチの大型コックピットディスプレイは自立型でダッシュボード上部と大きなインテリアトリムの手前に浮かんでいるように見えます。
さらに新型GLCクーペには、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールも採用、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を全て手元で完結できます。
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新型GLC350eクーペの諸費税込みの車両価格は1031万円です。
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